
家庭での生活や世の中をちっとも知らないまま7歳になった元繫殖犬のモコちゃん。
大阪に来たとき、ひどい栄養不良だという健康問題はともかく、生活リズムができていないという大問題が!
いつも私たちが保護している迷子犬や飼主に棄てられたオトナ犬は、なんのかんの言っても「朝夕に排泄する。それ以外は我慢する」「汚したくない場所ではしない」という最低限のことはできます。
生活ペースが合わなくて最初粗相してしまう犬も、わざわざそれを踏んだりしません。
が!今まで長年、糞尿にまみれていたモコちゃんにその観念はなかった。しかも人懐こいので、そのまま甘えてくる!
というわけで、預かりさんは出勤前や仕事から帰宅したときというサイアクなタイミングで繰り出される「うんち踏み飛ばし攻撃」にすっかり疲れてしまったのです。
しかし預かりさんはへこたれなかった!
規則正しく栄養価を考えた食餌、規則正しく空が明るくなれば起きる生活、下宿先のワンコによる「トイレシートの使い方のお手本」等など…でモコちゃんは、徐々に「まぐれかもしれないけどトイレシートでオシッコできた」レベルに進化しています。

(おお、おしい!しかしここは、盛大に褒めるべきところ笑。まさに褒めてしつけるの典型例)
トイレ問題以外は、肝っ玉の据わった人懐こい性格花丸子ちゃんで、先日はホームセンターのペット用カートにも平気で乗れたそうです。

(さわがしい所、はじめての状況でも落ち着いて観察できるところが、モコちゃんの大きな美点)
まだまだ、マッチ棒体型で避妊手術はできてませんが、本犬は痩せているなりに元気にすごしています。
9/22の高槻市保健所の譲渡会に参加予定なので、生モコちゃんに会いにきてください。ほんとにおだやかでカワイイです。

(7年分をとりもどすって、なかなかつかれるわね)